山 行 報 告 【記 丸山】
2005・8/16〜18 南アルプス 尾白川本谷 メンバー W大高、丸山



遡行開始 8mのナメ ナメの連続 獅子岩 噴水滝(上から)



本谷のナメ 30mの大滝 二俣のテントサイト 鋸岳の稜線 駒ヶ岳の頂上



【スケジュール】

16日
ニ俣川(0:00)===(3:00)竹宇駒ヶ岳神社(5:15)===(5:30)日向林道ゲート前(6:15)――― 林道終点(7:15)――― 尾白川(7:25)――― 鞍掛沢出合(8:10)――― 噴水滝(9:10)――― 本谷出合(9:35)――― 北坊主ノ沢(10:35)―――西坊主ノ沢(11:45)――― 30m大滝手前(13:40)――― 二俣(14:35)△

17〜18日
BP(6:50)――― 鋸岳稜線(8:25)――― 甲斐駒ケ岳(9:50)―――七丈小屋(11:05)――― 五合目(11:50)――― 分岐(13:30)―――(14:55)竹宇駒ヶ岳神社(16:15)=== 横浜(18日 5:30)


16日
 二俣川に15日の深夜集合して出かける。
 竹宇駒ヶ岳神社に3時について少し仮眠し、秘密道具の折畳み自転車を駐車場にデポし、車で日向林道を15分程度走ってゲート前から歩き始める。

 林道をそのまま約1時間歩き、終点より固定ロープが張られている急斜面を降りて尾白川に早く入ることができた。噴水滝などのナメ滝を通過し、本谷に入る。ここもナメ滝が連続しているが、時折釜がある場合は左岸を巻いて通過する。

 左に坊主ノ沢の逆層の岩場を眺めながら進む。大岩の滝は2段になっており、下段が岩のもろい難しいフリーで大高(ゆ)がリード、丸山はバランスが悪く登れず、上からアブミを下ろしてもらいA1で登る。

 上段は岩の中をくぐるようにしてなんとかクリアする。30m大滝は滝の右手の凹角のルンゼがルートになっているようで、残置ハーケンがあり、丸山リードでぼろぼろの岩をごまかしながら登る。

 この先で2俣となったため、左俣側の台地をテントサイトとして整備し、今日はここまでとする。夕方は焚き火を焚いて過ごす。ときおり雨が降ったがたいした事はなく、火を焚いて濡れた衣類を乾かすことができた。


17日
 朝、念のため右俣を偵察に行き、ルートは左俣である事を半分確信して出発する。もう滝はなく、ゴーロだらけである。岩がなんとか乗っているゴーロを登って行き、左の樹林に踏み跡らしき道を見つけ、そちらを辿ることにする。

 踏み跡ははっきりせず、上部に行くと別の踏み跡が現れたりして、多少迷いながら鋸岳稜線に飛び出した。どうやら六合目石室の駒ケ岳寄りに出たようだ。

 ここで20分程度休憩し靴を履き替え、駒ケ岳頂上に向かう。山頂は北沢峠から来たと思われる登山者で一杯であった。ここでも20分程度休憩し、下山することにする。

 約5時間のアルバイトで神社の駐車場に下り、大高は自転車に乗って車の回収に向かう。これが秘密道具の所以であるが、登り勾配が多くて疲れたとのこと。
 風呂、夕食、宴会、仮眠の後、横浜に戻る。